今年の目標として、毎月1冊は本を読むと決め、
面白かった本の紹介です。
よくリベ大でも話題に上がる
ユダヤ人の成功哲学『タルムード』金言集。
私も気になって買って読んでみました。
タルムードとは!?
ヘブライ聖書とともにユダヤ人の信念、哲学などを説いた、人生の羅針盤のような書物
タルムードとは、ヘブライ語で『研究』、『学習』を意味する言葉
![](https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/JYUN923_5_TP_V.jpg)
成功者に多いタルムード
全世界の0.25%のユダヤ人ですが、ノーベル賞受賞者の約20%を占めると言われたり
長者番付けの上位を占めるのもユダヤ人と言われています。
ユダヤ人がこれほど優秀なのにもこのタルムードが影響していることでしょう
この言葉はよくリベ大の両学長がおっしゃってますねw
この本には、お金、ビジネス、人生論、困難への対処法など
タルムードにある逸話をいくつか紹介しています。
その中で、印象に残った話を紹介します。
モーゼの反論
モーゼが神に対してディベートをするこの話。
この話こそ、ユダヤ人を象徴する話ですね。
神がモーゼにエジプトへ行き、ユダヤ人を救出してこいと指示をだしますが、
モーゼは、なぜ?と神にまで、しつこく疑問をぶつける内容です。
ユダヤ人はディベートが好きなんでしょうね。
ディベートするだけではなく、自分の意志を伝え、より良い条件になるよう
話を進め、結果成功(商談成立)となっていく逸話です。
疑問の精神こそ道を拓く → 『なぜ?』を忘れると思考停止になる
例え、相手が神であろと、『はい、わかりました。』
では、無く、本当にそれでいいのか?なぜ、そうなのか?
様々な角度から、自分の考え、意志を持って結論を出すことを重要視しています。
日本人は、曖昧な表現が多く、意見や、質問をすることは、あまりないので
日本人の私たちとは、相反する人種かもしれないですねw
『なぜ?』を繰り返すことが叡智の源泉になる
この考えのユダヤ人の根源になっているのでしょう
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魔法のザクロ
![](https://pon-blog.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_E01571.jpg)
あるところに3人の兄弟が姫を助けるために
自分達の不思議(大切)なものを使い、姫を助けた話
長男は不思議なガラスのコップで、姫を見つけ、
次男の空飛ぶ不思議な絨毯で、姫の元へ駆けつけ、
三男の魔法のザクロを半分姫に食べさせて、姫を助けた。
姫は助けてくれた、この3人の誰かと結婚することに
さて、誰と結婚したのか。。。
姫は三男と結婚すると
3人とも姫の為、大切なものを使ったが、
長男、次男とも、使った後も、宝物はまだ手元にあるが、
三男は、姫を助けるために、宝物を半分失った。
『ノーペイン、ノーゲイン』
ー犠牲なくして成功なし
何かを得るためには、まずは、痛み(ペイン)が先である
何かを失ってこそ、成功を掴める話です。
youtubeのリベ大の動画でも、詳しく説明しています。
気になった方は、ぜひ検索を
用心しすぎたアラブ人の商人
![](https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/N912_monyumentobare-_TP_V.jpg)
とある商人が砂漠横断の旅に出た。
途中、砂嵐にあうといけないので、水樽を倍持っていくことに
すると、ラクダも2頭必要に、
ラクダは、目的地で売ればいいと考えた。
ところが、砂嵐はなかったが、ラクダは途中でへばってしまい、動かない。
商人は、仕方なく、ラクダを捨て、大事な荷物を背負い、目的地へ向かうことに
すると、
半日もたたないうちに、砂嵐が起こし、
3日間身動きが取れない
4日目ようやく、おさまったが、商人は荷物を背負って動く体力は残ってなく、
水筒のみをぶらさけ、命かながら、近くの村へ到着した。
結局、商人は、『大事な荷物も、ラクダもすべて失ってしまった』
過剰な用心はいい結果を生まない
ー用心の適正を考えよ!
この話は日本人によくあてはまるなぁって感じますね。
行動する前にいろいろリスクばかり考えてしまう
適正なリスクが理解出来てない。
経験が必要かもしれないが、頭でっかちになりがちですよね。
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まとめ
いかかでしか!?
他にも様々な逸話をもとに、リスク管理、人生論、金融思考について、書かれてます。
一見、難しいような見た目になりますが、
読みだすとはまってしまい、すらすら読めました。
ユダヤ人の母はこれらのタルムードの逸話を子供に語り継がせています。
母親は子供に読み聞かせ、『あなただったらどうする?』
と、子供に考えさせ、
また、登場人物がとった行動に対して、『どうしたらよかったと思う?』
などと、問いかけ続け、子供達は考えることが身につきます。
これにより、子供たちは人生で起こりうる、トラブルにも自分で考え、対応できるようになります。
そういったことから、成功者にユダヤ人が多くいるんでしょうね。
子ども達に考えさせる前に、私たち親が考える習慣をつけないといけないですね。
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